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BL書籍の超個人的な感想日記です
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ニトキラのBLゲーム第一弾。
第三次世界戦争が終わり、ニホンが壊滅状態に陥ったという世界設定。主人公のアキラは、無実の罪を着せられ、無罪放免を条件に"ヴィスキオ"の組織壊滅を命じられる。無法地帯"トシマ"に乗り込んだアキラが、様々な人間に出会い、また運命に翻弄されていく、というストーリー。
攻略キャラは、メインキャラ4人のBad&Trueの他、処刑人やアルビトロによるBadEDが複数、全てを攻略した後に出てくる隠しキャラが1人います。
主人公は基本的に受キャラですが、攻に回るルートも1つだけあり。しかし、キャラクターが脇からメインにいたるまで濃くて、誰が一番好き、とか言えないくらいみんな好きです。
Badを含めどのルートも、いい。これをプレイした時はちょうど夏休みで、一日中かけていっきに全ルート攻略し、その後しばらく放心状態でした(廃人ともいう)。
難を言えば、設定上、どうしても血とか暴力シーンが多いので、そういうのが苦手な人はNGかも。実際、プレイした知り合いにも、これが苦手でハマれなかったという人がいました。私は全く気にならなかったけど。人それぞれですね。

どこだったかのインタビューによれば、これはシナリオの淵井鏑さんや原画のたたなかなさんたちが、大学在学中から立ち上げていた企画だったそうで、この企画に対してギャルゲー・メーカーだったNitro+がゲーム作りをフォローして固めた、とのこと。

当時は淵井鏑さんたちも素人で、Nitro+もBLジャンルは初めてという状況。まだ、これが売れるかどうかさっぱりわからず、でもだからこそのパッション、とか冒険心みたいなものが、プレイをしていて伝わってきます。
現時点で、ニトキラからは咎狗も含めて三作が出ていますが、これが一番、あらゆる意味で弾けてるんじゃないかな。以降の作品は、まとまってはいますが、処女作以上の勢いが感じられないなあと。

そしてやっぱり、たたなかなさんの原画が素敵。他のBLゲームやネオロマなどの女性向けゲームでは、漫画絵っぽい絵柄が多いように思えて、何となく物足りなさを感じてました。アーケードやコンシューマゲームなどのゲーム絵に萌えたり、それで長らく同人をやってたせいか、ゲーム絵でBLってところが萌えツボだったのかもしれません。
ゲーム絵、漫画絵って曖昧な言い方なんですが、絵の上手下手ではなくて、BL漫画と、格闘ゲームの原画の路線の違いとか。
あと、音楽も良かったです。女性向けのゲームにある音楽って、ショボいとかダサいというイメージだったのですが、なかなか新鮮でした。

   

すみません、思い入れが強すぎて、もう語りつくせない……。
PC版の他、年齢制限が解除されたコンシューマ版では、PS2で「咎狗の血~TrueBlood」が出ています。けど、PS2はやってません。PS2版はのみのキャラクターも登場。
オススメ度:(星10コ) 点数つけられません

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ニトキラのBLゲーム第二弾。
前作の「咎狗の血」と打って変わった、ネコ耳男子の壮大なファンタジー長編。
世界が綺麗だし、人の姿をしているけど猫、という設定のため、描写もよく考えてかかれています。
何より、音楽が神! 音楽だけなら、三作品中一番ではないでしょうか。
どの曲も良くて、サントラ買ってしまいました。
攻略キャラもメイン三匹のほか、悪魔たちとのEDもあって贅沢。
やりごたえありまくりです。


 
ただやはり、前作よりもっとスゴイものを、みたいな気負いがあったんでしょうか。
キャラも盛り沢山で、発売前のプレゼンでは立ってたキャラが、作中ではショボい扱いだったり、前ふりで何か起こりそうなエピソードが結局は大筋に不要だったりします。
何より、冒頭が長い。主人公のコノエが自分の村から出るまでが長くて長くて。毎晩、悪魔が出てくるし。以下略、みたいにしてくれてもよかったのになあ。
しかし、各キャラのTrueEDはほっとする中に切なさがあって、後からじわじわ来ます。
オススメ度:★(星5つ)
ニトキラのBLゲーム第三弾。
前作の「Lamento」が長編、初作品の「咎狗の血」を中編とするなら、スイプーは短編ということになるでしょうか。そこまで短くはありませんが、咎狗よりはちょっと短い。

メインカップリングが哲雄×蓉司と決まっていて(ED複数あり)、後の攻略キャラはBADなので、誰を攻略してもそれほどストーリーの幅はありません。内臓系の謎の生物が出てくるなど、Nitro+の「沙耶の唄」をちょっぴり想起させます。

しかし、EDが切ない。どれも切ない。
特にTrueと準Trueと思われる哲雄EDは、終わった後にだぁーっと涙が出るような切なさです。
ニトキラのカタルシスが好きな方は買いかも、です。
咎狗でものすごく傾倒し、でもLamentoはイマイチ乗り切れなかった、という人も、今回はわりとハマるんではないでしょうか。(個人的には、咎狗の時ほどハマらなかったんですが)
物語の謎の部分がけっきょく最後までわからずじまいだったり、切ないEDばっかりなのがちょっと不満。一つくらい、パアッと明るいのが欲しかったなあ。
 

睦の登場時から、そうだろうなと思っていましたが、やっぱりポスト・啓介でした。(笑)
しかしとにかく、哲雄がカッコイイ。意識してなかったけど、年下攻なんだね。中盤から不器用で犬っぽいところがチラ見えて可愛いかったです。
そして何より、このゲームで最もスウィートだったのは姫谷さんのエプロン姿でしょう。超キュート!
個人的に上屋×姫谷ルートを希望。ドSの上屋先生と、ドMの姫谷さんはきっとうまく行くと思いまふ。
オススメ度:★

以下はニトキラの公式ブログパーツ。(ニトキラ公式サイトはこちら→www.nitrochiral.com/pc/
とりあえず哲雄。

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