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BL書籍の超個人的な感想日記です
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裏表紙から:
大学生の城山が知人から紹介されたのは『数日間泊まりこみで犬の世話をするだけで日当五千円』という超好条件のバイト。憧れていた造形作家・風見が依頼主と聞いて、城山は即座に引き受けてしまう。風見は、濃厚な大人の色気をまとい辛辣な言動をする男だったが、城山が熱心に犬たちの世話をするうちに次第に打ち解けていく。だが、ある日突然風見に呼び出され、ワインを飲むなり意識をなくした城山が気がつくと、何故か全身を縛られいかがわしい玩具までつけられていて!?


「ハチミツ浸透圧」「カラメル屈折率」のスピンオフ。前作まで軽薄な攻だった城山が、超ドSの風見に翻弄されてボロボロにされる姿に心奪われました。
攻の風見の描写も色っぽく、メロっとなります。腹が立つほど傍若無人な攻。過去のトラウマと合わさって、心身ともに虐げられる城山がほんとにかわいそう。
ラスト、虐められすぎてちょっと壊れた城山が風見を振り切るシーンは、それまで余裕こいてた風見が逆に動揺させられることになり、城山に感情移入していた読者も溜飲が下がります。
全編を通じて、エッチシーンはわりかし濃厚ですが、それよりも時々思い出したように城山を甘やかす風見に萌え。萌えがエロに勝利した瞬間でした。


シリーズの中で一番、このお話が好きです。続編を望んでいますが、そんな兆しはなくて残念。
崎谷はるひさんの作品は押し並べて、ストーリーだけ追えば特になんという話でもないんですけど、読者をモエモエさせる力は超強力。すごいなあと思います。
でも、泊り込みのペットシッターで日当五千円は、相場で見ると安い模様。そんなのはもう、どうでもいいんですけどね。
オススメ度:★★★★★(星5つ)
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裏表紙から:
「シュガーズ・ダイナー」で新米シェフとして働く一途な恋人、総太郎と、ラブラブな生活を過ごしていた陸。真っ直ぐな愛の言葉と、強引だけれど甘い、蜜のような快楽を注がれて、身も心も幸せで満たされていたはずなのに。突然現れた、総太郎そっくりの男・優一郎にプロポーズされ、陸は大パニック。しかも、優一郎の目的は、オーナー命令で、総太郎を実家に連れ戻すことで!?さらにオーナーは、一方的な店舗移転計画を発表し、波乱の予感!!恋人と思い出の場所、大切なものを失いそうで、怯える陸のために、総太郎は……!?


「シュガ・ラブ~恋のランチはお・あ・ず・け~」の続編。表紙のイラストが、好物の攻×攻っぽかったので購入したら、続編だったという罠。何だか悔しいので、一作目を買ってから読んだところ、とても残念な内容だったという二重の罠。

一作目もやっつけでしたが、続編も更にやっつけでした。攻のライバルとなる優一郎の扱いも、前作のライバルキャラと同じくひどい扱いで。この人、いなくても良かったんじゃないかな。
オーナーの女性も、本当ならかっこいいキャラだと思うんですが、ただの嫌なおばさんに。こんな経営者は嫌だ。
作者がノリノリのあまり、読者を置いて行ってしまったのか、本当にやっつけで書いてるのか。あとがきを見る限り前者っぽく、次回作があるような一文もあるのですが、もうお腹いっぱいです。
オススメ度:★(星1つ)

裏表紙から:
男前と秘密が一杯の「シュガーズ・ダイナー」。愛されるリーダー、陸は、面接にきた総太郎の熱烈求愛に唖然。年下の男、しかもたった今、初めて会ったばかり。だが彼は、オープンでまっすぐな瞳と心をぶつけてくる。そんな時、陸が高校時代に憧れていた先輩、秋坂が来店し、デレデレの陸に総太郎がキレる! 滾る激情のまま、甘い肌を舐め欲望を熱く嬲る。陸はあまりの快楽に、喘ぎと愛蜜を垂らしながら総太郎に縋りつく! なのに、あくまでもいい兄貴ぶる陸に総太郎はとうとう!? 更に秋坂が……?


あらすじからかっ飛ばしてますね。さすがフランス書院。
読んだ後、我われ素人にすべからく「これなら自分でも書ける」と思わせる一冊。やー、この副題を見た時に気づくべきでした。

「シュガーズ・ダイナー」の採用条件は佐藤姓であること。最初、意味がわかりませんでしたが、けっきょく意味はありませんでした。いちおう、ストーリーらしきものはあるものの、キャラクター達のボケと突っ込みで話が進行して行き、何だかわからないまま終了。え、やっつけ? やっつけ仕事ですか。

攻のライバルである秋坂のキャラがあんまりだったり、他の脇キャラが立ってるんだか立ってないんだかわからなかったり。攻の総太郎はボケ担当で、電波キャラという設定らしいのですが、この小説そのものが電波だったという。
オススメ度:★(星1つ)
でもこれ、続編も出てるから、人気があったってことなんでしょうか。どうなんでしょうか。まあ感じ方はそれぞれなので、コミカルなキャラ同志の掛け合いが面白いという人もいるのかもしれませんが。
裏表紙から:
ディックを復讐の連鎖から解放したい……。宿敵コルブスの逮捕を誓い、捜査を続けるFBI捜査官のユウト。次のテロ現場はどこか、背後に潜むアメリカ政府の巨大な影とは……?ついに決定的証拠を掴んだユウトは、コルブスと対峙する!!ところがそこに現れたディックがコルブスの銃弾に倒れ……!?執念と憎悪と恋情……刑務所から始まった三人のドラマが決着を迎える、衝撃のラストステージ!!


「DEAD LOCK」の第三巻。完結編です。
そして、アメリカ政府キタ―――(゜∀゜)―――!!! やっぱり、黒幕はU.S.A.ですよネ。
予想はしてたけど……でも感動した! コルブスとの対峙のあたりからドタバタと慌しくなって、ご都合主義になってしまった感もありますが、それでも面白かったー。

全てが終わり、ディックとユウトが互いの想いに決着をつけるラストシーンは感動的でした。
ここまでの焦らしプレイ(笑)があったからこその感動!やー、良かった!
オススメ度:★★★★★★★(星7つ)


ユウトに思いを寄せていたロブがちょっとかわいそうですが、ちゃんとロブ救済のための番外編が出ています。
裏表紙から:
宿敵コルブスを追えば、いつかディックに会える……。密かな希望を胸にFBI捜査官に転進したユウト。彼を縛るのは、愛を交わしながら決別を選んだCIAのエージェント・ディックへの執着だけだった。そんなある日、ユウトはついにコルブスに繋がる企業との接触に成功!!ところがそこで変装し別人になり済ましたディックと再会し!?敵対する二人が燃え上がる刹那……デッドエンドLOVE第2弾!!


「DEAD LOCK」の第二巻。脱獄してもプリズン・ブレイク(しつこい)。
第二巻で行く道が分かれてしまった二人が、ものすごく切ないです。必死にディックを追いかけるユウトがいじましい。そしてディックがツンツンツンデレで、デレ部分が少ないのもまた切なく。もうちょっと構ってやれよ!とユウトを応援したくなります。

新キャラのロブが加わって、二巻はほとんどユウトとロブがメインで話が進行。ディックとユウトの絡みが少ないのが残念というか、もどかしいのですが、ロブが非常にいいキャラでそれをカバーしています。
一巻からの脇キャラ、ネトとトーニャも出てきてホッと和む場面も。


先述の通り、とにかくディックとユウトの絡みが少ないので、ちょっと中だるみする部分もありますが、とにかく続きが気になるので、一気に読んでしまう事請け合い。
オススメ度:★★★★★★★(星7つ)
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