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BL書籍の超個人的な感想日記です
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裏表紙から:
チビでデブだから「チデブ」。高校時代、そんなあだなで呼ばれていた川口崇史には、憧れの人がいた。なにかと目立つ存在の同級生・金谷佳紀だ。だが、卒業式の日、川口は金谷の言葉にひどく傷つけられてしまう。
その後、金谷を見返したい一心で見違えるほどに痩せた川口は、同窓会で金谷と再会するのだが……


表題作を含め、金谷×川口のお話は3編。冒頭の、元デブが痩せた自分を同窓会で見せるシーンが、ちょっと自意識過剰っぽくてイラッとしたのですが、その後、受がそれなりに一生懸命だったり健気だったりしたので治まりました。
攻が顔も性格も男前。どんだけストライクゾーン広いんですか。デリカシーないし、受を振り回しまくっていますが、本当は色々不安がってたり、振り回してるようで受に振り回されてるっぽいとこに好感が持てます。
そして、3話目では受にさらっとえげつない体位を取らせたりしてますが、あまりにもさりげないのでうっかりスルーしてしまいました。なるほど、相手がチビで軽いからやり易いよね!

そのほか、後輩×先輩の高校生カップルで読切り+前後編。二人がくっつくまでと、くっついてからのお話。ストーリーは特に目新しくありませんが、最初は後輩→先輩だったはずなのに、ツンデレの受がデレツンな攻の態度に振り回されたり傷ついたりしてるところが萌え。

あとは社会人カップルの短編が2本。恋人の片方が結婚する、と言い出した、別れそうなカップルの話。眼鏡受。クール・編集×可愛い系・漫画家は、エッチが濃い目。しれっとした顔して、いきなり羞恥プレイを始める攻がよかったです。
オススメ度:★★★★(星4つ)

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裏表紙から:
天然デリカシー無しの梶と無愛想な宇佐美は犬猿の仲。ある時、普段憎まれ口ばかり言う表情からは想像もつかない宇佐美の優しい視線に気づく。その先にいたのは共通の友人。そんな目を見てしまうと宇佐美のことを嫌いになれなかった高校時代。そしてその友人の結婚式で8年ぶりに再会する。平気な顔で参列する宇佐美の心を探る梶だったが……。
表題作ほか、オヤジ×オヤジ、メガネ誘い受、オカマ攻など、唯一無二のタッチでラブコメからシリアスまで描く桃山なおこの魅力溢れる待望のセカンドコミックス。


前回書いた記事に続いて、また破綻してるあらすじ↑発見。
絵がマーブルコミックスっぽかった。といってもよくわからないと思いますが、BLのキラキラ絵に慣れていたので、キラが全くない絵を久しぶりに見ました。線、太いですね。表紙はそうでもないんだけど。

表題作はまあ、よくある話。次で彼らの共通の友人(宇佐美が見ていた相手ではなく)が主人公となります。オネエキャラと、男っぽいヘタレ。ネタバレになりますが(あらすじで既に書いてるからいいですよね)、話の流れでヘタレが攻だと思ってたのに、オカマ攻だったのが新鮮。
残りはリーマン×リーマンなど、高校生×保険医など情緒主体の短編です。うーん、嫌いではないんだけど、特別に萌え! というところが無くて、B●●K ●FF 行きとなりました。
オススメ度:★★★(星3つ)

裏表紙から:
熱く愛を語り、「手を出して」くる後輩銀川。そんなアホを基本無視+暴言&殴って毎日撃退する(手を出す)マジメ眼鏡な先輩・葉栗。メゲない銀川に怒り、呆れ、イライラ……なのに、時々こんなバカ男に心を支配されて、「手が出せない」瞬間がある…大反響★噂の新人が贈る、不器用な恋人達の学園オムニバス、染みる・未来編描き下ろし付!


なんかあらすじ↑が不可解ですが。絵が可愛くて好きだったので買いました。
5話5カップルの学園オムニバス。ホモ学園……!

後輩×先輩(眼鏡)の表題作、陸上部×大食らいのポヤポヤ同級生カップリング。その友達の男前×黒髪美人の、同級生だけどちょっと大人なカップリング、遊び人眼鏡×クール受のちょっとバイオレンスでシリアスな話。これまた同級生。最後はヘタレわんこな生徒と、ちょっと兄貴な教師の年下攻カップリング。

コミカルなシーンあり、ほのぼの、シリアスとバラエティに飛んでいて、どれかしら好みの話があるんじゃないかなと思います。
ただ一冊の本にまとまってるせいかもしれませんが、前の話の攻と次の話の受が同じに見えて、混乱します。この人、前の話で他の人とまとまってなかったっけ? とか思ったら別人だった。髪型でキャラの判別してるので、髪型が似てるとわからないんですよ……。
画面がごちゃっとしてて読みにくい印象があって、そのせいもあるのかもしれません。可愛いけど、ちっちゃいんですよね。
最後にそれぞれのカップルが見開きページで同時に出てきますが、街中ホモだらけ……!みたいでちょっと嫌でした。
描き下ろしでその後のみんなの話が出てきますが、先生がちょっとだけ老けてたのが萌えた★
オススメ度:★★★★(星3.5くらい)

裏表紙から:
パティシエ修行中の亮は、貴重なレシピがいっぱいな開かずの資料庫に入ることを許される。だがそこで待ちうけていたのは自ら魔王と名乗るちょう胡散臭い男! しっぽと角が生えたその男・クロムは、亮のケーキと引き換えにワケの解らない契約を迫るわ、キスしてくるわで……!? 読切り作品&その後の描き下ろしも収録。


悪魔×パティシエという異色のカップリングw
よくケモ系(獣人系)なんか描かれる方だと記憶してるんですが、正直ちょっと苦手でした。今回も人外でしたが、しかしケモっぽくなかった(悪魔だ)ので楽しく読めました。

いっつも気取ってるクロムが時々しょんぼりしたり傷ついたりすることがあって、好感が持てます。亮に賞味期限切れのクッキーを押し付けられたり、悪魔なのにいろいろ可哀相。
クロムやマダム・ウィッチ(シホばあちゃん)が濃いので、受の亮が若干、薄いような気もするんですが。そういえば、悪魔はともかく亮は何歳なんでしょうか。最後までわかりませんでした。二十代前半くらい?
あと、クロムは亮に対して一生懸命なのに、亮が素っ気無くて、でもアレレ、いつの間にかくっついちゃったよ? という感じ。
最初は胡散臭い悪魔だと思ってたけど、彼の優しさに段々ほだされてって落ちちゃう、というような心の移り変わりが見えにくかったからでしょうか。いや、ちゃんと見えてるんですけど、印象が薄いのかも。

でもこの人の作品の中では一番好きです。長編は初めて、と書いてありましたが、もっと長い連載でもよかったのに、とか思いました。
クロムがお菓子ばっかり食べてたので、てっきりそれ以外食べれないのかと思ったのですが、3話目の最後の最後で甘いもの以外も食べてた!ネタバレになるから言いませんけど(笑)

描き下ろしの後日談はけっこうページ数があって充実してます。ここに来ていきなり新キャラが。
新婚さんみたいな甘々な二人がよかったです。ただ、新キャラのドレイコを可愛いと思うかイラッとするかは好みによると思います。
ちなみに私は、可愛い6 : イラッ4でした。この人のデフォルメが苦手なのかも。話は良いし、寝ちゃったドレイコを抱っこしてるクロムがお父さんぽくて萌えたんですが。
そしてここにきて、悪魔と人間って身分差が二人にあるんだな、と再認識させる切ないコマもあったりして。番外編の亮が好きです。

同時収録は、短編が2本。ショットバーの店長(オヤジ)×新米店員(のび太)は、生真面目なのび太君と悪い大人のお話。つづくリーマン×ラーメン屋店長は、はじめはリーマン→ラーメンだったのが、いつのまにかリーマン→店長になってたというお話。
短編だからか、ストーリーとしては他愛のないものです。他に言うべきことといったら、このラーメンの話を読んで、どうしてもラーメンが食いたくなった、というくらいかな。美味そうだった……。あ、またラーメン食べたくなった。
オススメ度:★★★★(星4つ)

裏表紙から:
初恋の人・神栖東悟の屋敷に居候することになった市原朝日。学校の規則を破った朝日に厳しく接する東悟だったが、それでも朝日は彼の意地悪な言葉や態度に優しさを感じ始めていた。しかし、東悟には「恋人」らしき人物がいて……。
大人同士のキスシーンを見せ付けられ、自分は子供で相手にされていないということをつきつけられた朝日は、狂おしいほどの嫉妬と切なさに戸惑うが……?


この作家さんの別シリーズが大好きで(キスシリーズっていうんですかね)、コミックはもちろん某J庭に同人誌を買いに行くくらいなんですが、不思議とその他の作品に手を出した事はありませんでした。単に雑誌で読んでてあまり欲しくなかったからだけど。

今回は年の差&年上攻っていうのと、受の子が大人たちにいじめられまくって可哀相、という好物が重なったので買ってしまいました。攻も好きなタイプでした。いいお兄さんぶってるくせに実はドS……以下略みたいな。
そんな攻の隣で思わせぶりな態度を取る眼鏡の美人執事。すばらしい様式美です。もう朝日がホントに可哀相で可愛い! こういう、落として拾う、系の話が大好きなんですよ(笑)。
そんな、ありきたりだけどここ!っていうツボをカチッと押さえられるのがこの作家さんのスゴイとこなんでしょうね。

ここからネタバレっぽいのでご注意を↓


だがしかし、絶賛してから言うのもなんですが、ツボの違う人にとっては多分、何コレ漫画かと思います。
萌え部分以外が時々しばしば適当な気が。さんざん焦らした挙句にラストの方の展開があっちゅう間だったり、東悟と執事との関係が判然としなかったり。描き下ろしで朝日が別の男の名前を呟く理由も、無い。あり得ない。後付けですか。
執事が最後の最後で中途半端にいい人ぶりを発揮するのも残念。やっぱり今時の執事は黒くなくっちゃ(笑)
というか、彼が執事なのか秘書なのかもはっきり作中で語られず、何となくそうなんだろうなというのは伝わりましたが、はっきりと書かれていたのは作者の端書の部分で。わからんがな!
あと、よく片目が描かれないことが多いので、両目を描いて欲しいですねw 鼻の頭も描いて。
プロフィールに乙女ゲー好きって書いてあったけど、なるほどと頷ける乙女ジャンルの香りをそこはかとなく感じるので、好きな人は好き、苦手な人は苦手な作家さんだと思います。
オススメ度:★(星3つ)

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