ラヴァーズ・ポジション／水名瀬雅良／徳間書店（キャラコミックス）

裏表紙から：
「オマエが望むならつきあってやってもいいぜ」高校時代の憧れの先輩・隼人の失恋に乗じて、押しかけるように恋人になった潤。隼人は、激しく抱いてはくれるけれど、潤の連絡先ひとつ気にしてくれない。俺は恋人の身代わりでしかないんだろうか…。自信が持てない潤の前に、ある日、隼人の昔の恋人と名乗る男が現れて！？

この手の、自分の彼には別に好きな人がいる、的な身代わりラブが大好きです。
ストーリー展開そのものは特になんというものでもないんですけど、萌えツボを刺激されて、思わず何度も読み返してしまう。また、攻がひどい男で。性格が悪いとかじゃないんですが、素でデリカシーがないというか、女の子に「こういう男サイテー」と言われるタイプです。
連絡先を知らない（携帯以外）ってどういうことかな（怒）。冒頭で受の誕生日を忘れてる時点でもう、こんなの別れてしまえと思いました。でもそこがまた萌え（笑）
主人公の受は、とりたてて特徴はなく、ただ一途に彼のことを思ってるというだけ。クライマックスでも、もっと攻を振り回せばいいのに、とも思うのですが、そこが読者に対しての巧妙な焦らしになってるのかな。隼人の元カレが超美人で、主人公に投影してるとジリジリするのも萌える。

同時収録の別れさせ屋×ターゲットの方が、話としては面白いかも。でも、表題作の方が萌えるんですよね～。
オススメ度：★★★★（星４つ）