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BL書籍の超個人的な感想日記です
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裏表紙から:
父の入院で社長になっちゃったお気楽フリーターの祐介。仕事もせずにぶらついていた会社のビルのエレベーターで、ぐっすり眠りこけてる美人・湊に出会い──。ミニマムな空間で恋を育てる大人気シリーズ・コミック化! ショート描き下ろしあり!


↑受が美人て書いてありますが、どちらかというと可愛い印象でした。明るくてひたむき。絵柄も好きなんですが、ストーリーがあんまり面白いと思えなくて。
勝手気ままなお坊ちゃんの攻が、自分の夢に一生懸命な受と出会い、自分も成長していく……みたいなのが軸だと思うのですが、一話目で色々出てくる攻キャラの設定があまり意味をなしておらず。
彼の気ままで軽いところが長所であり、短所であるはずなんですけど、そういう性格設定があまり伝わってこないです。たぶん、その裏にある性格のマイナス部分が出て来てないからなんでしょうね。父親の入院で社長になったことや、実は絵が上手いとかも結局、最後まで生かされてなかったし。社長じゃなくても良かったんじゃないかなあ。
二話、三話と進んで、二人の心のすれ違いみたいなのが軸になっていくと、もう仕事頑張ってるとことかどうでも良くなってるし。どちらも社会人ですが、いわゆるリーマン物って括りにもならないので、どうにも中途半端。
絵は好きなんですけどね……

同時収録は、高校生の後輩×先輩の爽やかかつピュアなラブストーリー。受が美術部員と、またなんか絵が上手い子が出てきますた。これもお話があまり面白いと思えなくて、爽やかなんだけどそれだけで。
ありがちなストーリー、というのはまあいいとして、この人のお話が薄っぺらい印象を受けるのは、話に生かされない複線がポロポロあって、肝心のラブとか様式美が薄いからなんではないでしょうか。
冒頭でぶつかってファーストキスしちゃったりとか、何か起こりそうなオープニングのわりに結局、主軸は花言葉かい、みたいな。

色々と辛口の語りがはいってしまいましたが。一冊目のコミックより話は面白くなってると思うし、絵も可愛いから残念。
あと、初回限定版のみ、1枚ペラの描き下ろしペーパーが着いてきます。こっちの方が萌えたかなw
オススメ度:★★(星3つ) 3.5くらいだけど。

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裏表紙から:
「愛だの恋だので泣くなんて、気がしれない──」彼女にフラれ、傷心の樋乃を慰めるハメになった野波。理解できないと思いながらも、何故か樋乃の真っ直ぐな心に惹かれてゆき──。切なくも甘い青春グラフィティ。


実はあまり好みでない作家さん。いつも受の子が可愛すぎて、ブリブリしてるとこが苦手。なら読むな、と自分でも思いますが。あ、でもエッチシーンは露骨で好きです(笑) あまり好きじゃないけど、絵はいつも丁寧というか綺麗ですよね。
今回は、表題作の受がぶりっ子じゃないので好感がもてました。攻の子がボロボロ泣いてるのが可愛かった。こっちがヤられちゃえばいいのにとか思ってた。
受視点で、それもしばらく恋愛感情に気づかないせいか、あまりトキメキきれない感じ。2話目の最後だけキュンとなりました。

他は2作とも、幼馴染の同級生もの。
「千の夜」は全3話で(表題作より長いよ)、高校時代から社会人まで、近づいたり離れたり、形を変えながらも繋がり続ける二人のお話。というと綺麗ですが、途中で攻がキレて無理矢理ヤッちゃったりするので大変です。
短編「コイトキンギョ」も、高校時代からその後のお話ですが、ほんわかカップル物語。カバーの折り返しにこれの四コマ漫画があって、これが一番好き。
好みじゃない、という他は特に難癖つけるところもないので、こういう絵柄や作風が好きな方にはオススメかも。
オススメ度:★★★★(星4つ)

裏表紙から:
母親から虐待を受けている高校生・松本波亜人は、いつも優しく接してくれた母親の元恋人・渋沢のことが大好き。ヤクザである渋沢にその想いを告白した日から二人の関係は変わり始め……。そして数年後、波亜人はホストとなって渋沢と同じ街で働き始めた。
切なくも温かい愛を描いた表題シリーズ3部作ほか、高校生やサラリーマンの恋模様に加え、お楽しみの描き下ろしも収録した鈴木ツタ最新作品集!!


キラキラでアホアホな美青年と、ヒゲのオヤジ。多分そうよね、って思ったらやっぱりオヤジ受でした。
竹書房を含むいくつかの出版社では最近、オヤジ受、ガチ受が流行っているのかと思われ。人によっては気持ち悪いとか言われる受が最近、てらいなく出現しています。
そういう私もガチ受、漢受が好きなので、まつ毛バッサバサの波亜人(はあと)が攻だったことにときめきました。ちらちらっと出てくる脇の西島さん・尚さんご夫妻も、オヤジ受なんでしょうかね。
シリアスで暗い展開のわりにあっさり終わったのがちょっと残念。もうちょっとラブラブでいちゃいちゃしてほしかったです。

同時収録は、高校生(アゴヒゲ)×高校生、侍(幽霊)×高校生、リーマン×リーマンの3本です。
この方のクセのあるキャラクターが好きだったのですが、最近、そのクセが萌えに進まなくてちょっと離れ気味。リーマンのお話も、主人公の目なし(髪で目が隠れてる)キャラに、もうちょっと意味を持たせてくれればよかったんですが、ただ単にそういう外見のキャラで終わっているので残念でした。
表題のシリーズが一番面白かった。単純なオススメ度は★3つくらいですが、オヤジ受が良かったので一個増やしてみる。
オススメ度:★★★★(星4つ)

裏表紙から:
フツーの大学生・恒の同居人である直幸は、優しくて弱虫な吸血鬼。棺桶は狭くて怖いと怯える、臆病な吸血鬼は恒を怖がらせないように「お食事」も我慢するけれど……!?
直行の兄・幸人と、狼男・静一郎の番外編描きおろし!!表題シリーズの他、デビュー作を含む読みきり4本も収録。


ヘタレ吸血鬼×ちょっと気の強い大学生。二人のエッチシーンは全くなく、他のお話も全て描写はソフトだったり、なかったりします。あと絵柄は好みが別れるかも。

ヘタレだけにまともにチューしてるところすらほとんどなく(首筋にはよく噛み付いてるけど)、二人のお話は始終、のほほんとした雰囲気。吸血鬼なのに、細かい部分がいろいろとショボくて笑えます。直行が丸のままのにんにくをフーフーして食べてるとことか、どうでもいいコマの端っことかが、いちいち可愛いんですよね。
お兄ちゃんもカッコよく、二話目で静一郎と意味深なシーンがありますが、ルチル本誌ではそこで終了。なので、二人の話が描き下ろしで載ってて嬉しかったー。
この番外編で直幸の一家が出てくるんですが、みんな富豪で美形なのにやっぱりショボいところがあって、笑えました。長兄がビリー・カタギリ(ダブルオー)に似てると思いましたが、たぶん気のせいでしょう(眼鏡のポニーテール)。シリーズ中、一番クールでカッコイイのは直幸のおじいちゃんですた、という結論。

デビュー作以降、この方の描き下ろしは嫌いではないけど特に気に入った作品もなかったんですが、このシリーズは大好きでお気に入りの一冊です。何度も読み返してしまう。
オススメ度:★★★★★(星5つ)

裏表紙から:
「オレ、お前にホレとるから」冷静な性格に美貌の会社員・杜村三平は、ある日、同僚の谷から気持ちを告げられる。杜村も谷のことは嫌いではない。むしろ、好ましく思っていた。ひょうひょうとしているくせに、時折ケモノの目をする谷。色恋を自覚した瞬間から、二人の恋が始まって!?男と男のイーブン・ラブ!


最初はスーパーの会社員同士、二話目以降は攻の谷が実家に戻り、遠距離恋愛となります。二人とも関西弁キャラ。お互いの気持ちを確認後、エッチに至るまでに男同士という葛藤があるようですが、エッチで悩む割には、この先もパートナーでい続けることの、同性愛カップルの将来については、あまり悩んでる気配がありません。
最初から攻が、実家の商売に呼び寄せるみたいなこと言ってるけど、それこそ大丈夫なの!?と疑問が。

そして、話もキャラクターも地味。今、あらすじを転写してて初めて、主人公の杜村が美形キャラなんだと気づきました。ちゃんと読んでなくてすみません……。
大量描き下ろしの他は全て、初出が同人誌なせいでしょうか。離れていることの不安とか、内面はよく描かれていると思うのですが、ラブラブカップルが遠距離恋愛してるだけの一冊なので、印象が薄いです。
あと、関西弁キャラって苦手なんですよ。リアルはむしろ好きなのに、二次元キャラで関西弁ってのがダメで。
自分がどうしてこれを、今日まで売らずに取っておいたのか疑問。単にこの作者が好きだから集めただけかも。
オススメ度:★★★(星3つ)

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